離れていてもできる親孝行
コロナ禍で拡大!離れていても笑顔を届ける方法
ココネット編集部のココちゃんです。
昨年、コロナが世界中に広まり始めたときにはこれほど長く付き合うということが現実的には感じられませんでしたが、もう1年以上共存をしていますね。
現時点では終息という「終わり」が見えないことで気持ちがマイナスに向かってしまいがちですが、そんな中での前向きなお話ができたらなと思います。
直接会うことのハードル
年末年始は実家に帰って、時間があれば両親の孫の顔を見せに行ったり、当たり前のことだったコミュニケーション。
今はその当たり前が当たり前ではなくなってしまっていますね。
そんな時がくるなんて夢にも思っていなかったのですが、1年間一度も地元に帰れないという状況が続いている方も多い今、いつでも自由に行き来できたときがどれだけ幸せだったのかを考えさせられます。
【当たり前のことを日々感謝】と良く聞きますが、本当にそうだなと思うのと同時に、他にも今の当たり前がなくなってしまうのではと不安にもなります。
人に会うという当たり前が制限されてしまう今、だからこそ人の心に寄り添っていきたいと思いますよね。
でもどうしたらよいのか、そのヒントになればと思ってます。
離れていてもできること
今まで全くなかったわけではなく、以前からあったのですが、コロナ禍で会えない中でより需要が高まったなと感じることがあります。
私たちは、日々全国で皆様のお買い物した商品をお届けにしているのですが、それが「自分」ではなく「大切な人」へ向けてが増えている実感があります。
あるご家庭の場合をご紹介します。
遠く離れた両親。いつもなら顔を見せに帰省をして様子を見守っていました。
子どもの成長と共に、気が付くと両親が年老いているとここ数年で感じることが多くなりました。ただ本人たちは「大丈夫!!年寄り扱いしないでくれよ」と言って元気そうに見せていました。
今回コロナ禍での新しい生活様式になり、実家への帰省をすることが出来なくなってしまい、心配して電話をかけるのですが、気丈にふるまうため本当に大丈夫なのかがわからず、何かいい方法がないかと知人に相談してみました。
知「うちはネットスーパーを私が頼んで、それを届けてもらっているわよ」
私「え?ご両親ご近所に住んでいるの?」
知「違う違う、私の実家は長崎だもの。」
私「長崎のご両親に?ここから注文??」
知「そうよ、だって今はネットがあるでしょ?両親の地元にあるスーパーのネットスーパーを使って頼めば、普通に届けてくれるわよ」
私「言われてみれば。考えたこともなかったわ・・・」
近くにいないとサポートできないとばかり思っていた私は思いつきもしませんでした。
知「地域によっては車がないと買い物もいけないじゃない?車の運転もちょっと心配だし、しかも家が坂の上だから、階段で買ったものを運ぶのも大変みたいで。誰かが運んでくれたら安心だなって。とはいえ、両親はネットを使うのが難しいみたいだから、私が電話で必要なものを聞いてそれをネットで頼むことにしたの。誰かが家に行ってくれたら、何かあっても気が付いてもらえるしね!」
その話を聞いて、さっそく両親の家が配達範囲のネットスーパーを探して試してみました。
はじめは少し戸惑っていた両親も、今では
「荷物届いたわよー、本当に助かるわ。運んでくれる人もいい人で、つい話し過ぎちゃうのよ(笑)」と楽しそうに言ってます。
近くに住んでいなくても両親の健康と生活を見守ることが出来て、安心できるようになりました。こういう親孝行の形も今後は当たり前になっていくのかもしれませんね。
と教えてくださいました。
実際に私たちのお届けで、このようなご注文が増えているなと感じます。
「自分でも買えるからいいのに、心配性なのようちの娘は」
と言いながらも、とても嬉しそうな笑顔でお話してくださるお客様のお顔を拝見しているとこちらまで嬉しくなります。
遠くからでも見守れる
このお客様のように、遠くの地からご家族を大切に想い、見守っていらっしゃる方が増えました。
遠くに住んでいるご両親へはもちろん、最近は遠くに住んでいるお子さんのバイトが少なくなったからと、親御さんから仕送りの代わりにネットスーパーを活用していらっしゃる方も増えてきました。
どの方も共通して、お届け相手への愛情や想いが込められているので、それをお届けする私たちは商品はもちろん、お客様の想いを届けるつもりでお伺いしています。
遠くのご家族の代わりに、大切な方が元気で笑顔で過ごせるよう、少しでもお力になれていたら嬉しいです。
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで、色々お話ができるように色々調べて物知り。