いざという時対応できる⁉応急手当
9月9日は何の日でしょうか!? きゅー月…きゅー…日
・・・正解!!!そうです。救急の日です。そのままとか言ってはいけません。
そのほかには、世界占いの日、手巻き寿司の日、栗きんとんの日などと制定されています。
今回はいざという時に覚えていて欲しい!応急手当についてです。
応急手当の必要性
救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの全国の平均時間は8.7分と言われています。
たかが約8分、しかし、心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、その後の約10分間に急激に少なくなっていきます。この救急車到着までの約8分間が大きく左右することになります。そのことからも救急車が到着するまでの応急手当が不可欠となります。
救命の連鎖の重要性
病気や事故で急変した人を救命し、社会復帰に導くために必要な一連の流れを「救命の連鎖」といいます。
救命の連鎖を構成する4つの輪が素早くつながると救命効果が高まります。
1・早い発見、予防「心停止の予防」
2・早い119番通報「心停止の早期認識と通報」
3・早い応急手当(心肺蘇生とAED)「一次救命処置」
4・早い医療処置(救急隊や医師による高度な救命治療)「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」
この4つのうち、どれか1つでも途切れてしまえば、救命効果は低下してしまいます。
人が倒れている!応急手当
1.安全確認
車が来ないかなど安全な場所であるか確認しましょう。
無理に動かさない方が良い場合があります。その時の状況に応じて対応しましょう。
2.反応・意識の確認
肩を軽くたたきながら声をかけて、意識の有無を確認しましょう。
3.助けを呼ぶ(119番通報、AED)
近くにいる人に助けを求め、119番通報とAEDを持ってきてもらうよう協力を求めましょう。
大声で応援を呼んでも誰も来ない場合は、自分で119番通報をします。AEDがあることが分かっている場合には、AEDを取りに行きます。
4.呼吸の確認
胸とお腹の動きを見て「普段どおりの呼吸」をしているか※10秒以内で確認します。
「胸のあたりが上下に動いているか」「呼吸音が聞こえるか」「途切れ途切れでないか」「吐く息を感じるか」など普段の正常な呼吸との違いを理解しておきましょう。
正常な呼吸ではないと感じた場合は、胸骨圧迫を開始します。
5.胸骨圧迫・人工呼吸
胸骨圧迫は、動かない心臓に代わって全身の臓器に血液を送り込み、臓器が酸素不足で働かなくなってしまうのを防ぐ重要な救命方法です。
胸が4,5㎝沈む程度の強さで、1分間で100~120回のテンポで圧迫します。
人工呼吸ができる場合は・・・「胸骨圧迫30回、人工呼吸2回」を繰り返します。
※一つの行動が命を左右します。知識や経験が無く不安な場合は、近くにいる人に協力を求めましょう。
倒れた人が動き出す、救急車が到着、AEDが届くまではしっかり続けます。複数人いる場合は交代しながら絶え間なく行いましょう。
6.AEDで電気ショック
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を全身に送れないポンプ機能を失った状態(心室細動)になった場合に、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
平成16年(2004年)7月から一般の人でもAEDを使用することができるようになり、駅や公共施設などの様々な場所に設置されています。
AEDの操作手順は、すべて機械が音声メッセージを出して案内しますので、音声メッセージのとおりに行えば、簡単に操作できます。
【救急車が到着するまで続けましょう】
いざという時に備えて知識を増やしておきましょう。知識を備えておくと行動に移せる勇気が大きくなりますね。
また、日頃から行える健康作り【予防】も一緒に行っていきましょう。
各地の消防署などで応急手当講習会も行われています。受講してみるのもいいかもしれませんね!
今はコロナ禍で出かけにくいかと思います。WEBで見ることも出来ます。
⇩消防庁の「応急手当WEB講習」も参考にしてみてください。
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/#
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで、色々お話ができるように色々調べて物知り