【2021年】ハロウィンクイズ

①アイルランド

「ハロウィン」の発祥の地は、アイルランドといわれています。

古代ケルト民族で行われていた『サウィン祭』が起源といわれています。「サウィン」は【夏の終わり】を意味します。

古代のケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。日本でいうお盆に似ていますね。

②(毎年)１０月３１日

2021年のハロウィンは１０月３１日（日）です。日本では9月くらいから10月末まで、様々なところでハロウィンのイベントや飾りつけが行われてます。海外のハロウィンの正確な期間は、10月31日～11月2日なのだそうです。この期間に先祖の霊を慰める行事が行われています。

②死者の悪霊から身を守るため

先ほどのQ1で、サウィン祭が起源で10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていたと言いましたが、その時に、悪霊や魔女も一緒にやって来て、悪さをするといわれていました。そこで人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたり、魔除けの焚き火を行ったといわれます。

やがて、この風習がキリスト教の文化圏にも広がっていきました。最近では宗教的な意味合いが薄れて大人と子どもが仮装をして楽しめるイベントになっています。

③ジャック・オー・ランタン

カボチャを怖い顔にくり抜いて部屋の窓辺などに飾ると魔除けの役割を果たし、悪霊を怖がらせて追い払えると言い伝えられています。それには「ジャック・オー・ランタン」という名前があったんですね。ご存じでしたか？

ジャックとは、アイルランドの物語に登場する男の名前です。生前、ケチで悪いことばかりしていたジャックは死後、天国にも地獄にも行くことを許されず、カブで作ったランタンの火だけを頼りに闇夜を彷徨い続けるーーーー

 という、アイルランドの古い民話が元になっています。

③手に入りやすかったから

ジャック・オー・ランタンは、カボチャをくり抜きランタンにしたものですが、ケルト人が元々使っていたのは、カボチャではなくカブをくりぬいて作ったジャック・オー・ランタンだったそうです。 カボチャに変わったのは、ケルト人がアメリカへ移住したことが理由と言われています。ケルト人にとってカブは身近な農作物でしたが、アメリカの土地にはなじみがない一方、カボチャは手に入りやすく、またランタンに加工しやすかったためだそうです。スコットランドでは、今でもカブのジャック・オー・ランタンが作られているそうです。