【2022年】掃除用洗剤の選び方
2022年も残り少なくなってきました。皆さんは年末に大掃除を行いますか?
大掃除をしているとき、なかなか汚れが取れないときありませんか?もしかしたら間違った洗剤を使っているからかもしれません。
今回は掃除場所や汚れに合った洗剤の選び方についてご紹介します。
洗剤の種類と特徴
pHとは
水溶液中の水素イオン濃度を表す指数のことです。その液体が酸性・中性・アルカリ性のどこに分類されるかを測る尺度です。
”potential hydrogen”の略で「ペーハー」または「ピーエイチ(ピーエッチ)」と呼ばれています。
pHは0~14の数字で表し、値が小さいほど酸性(pH1~pH6)が強くて大きいほどアルカリ性(pH8~1pH11)が強くなります。中性は、pH7で中間の位置になります。
酸性洗剤
アルカリ性の汚れ:水あかやトイレ掃除にぴったり
酸性洗剤とは、pH値6未満の酸性の性質を持つ洗剤のことです。pH値3〜6のものを弱酸性洗剤、pH値3未満のものを強酸性洗剤と呼びます。pH値が0に近くなるほど酸性が強く、効き目も強くなります。
軽い汚れには弱酸性洗剤、ひどい汚れには酸性洗剤を使用するなど、汚れの状況にあわせて使い分けると素材を傷めることがないのでおすすめです。
適している掃除場所
- リビング・・・たばこのニオイ
- トイレ・・・水あか、尿はね、尿石、アンモニア臭
- 台所・・・シンク内の水あか、蛇口や電気ポットの水あか、魚のにおい
- 浴室・・・床や椅子、洗面器などの水あか、石鹸カス、鏡の水あか
- 洗面所・・・洗面器の水あか、石鹸カス、鏡の水あか
ご注意:混ぜるな危険
酸性洗剤は、塩素系漂白剤などの塩素系洗剤と混ざると危険な塩素ガスが発生する恐れがあります。ご使用の際は注意が必要です。
中性洗剤
ちょっとした汚れの日常使い:オールマイティに使える
中性洗剤とは、pH値の中間にあるpH値6~8の中性の性質を持つ洗剤のことです。
台所用洗剤や浴室用洗剤などの中性洗剤は、軽い日常レベルのちょっとした汚れを落とすことができます。
アルカリ性や酸性の洗剤ほど強い洗浄力はありませんが、手肌や素材を傷めることなく、様々なタイプの汚れに対応できる使い勝手がよい洗剤です。素手で触れる食器用洗剤やお風呂用の洗剤はよく「中性」に作られており、日常使いにぴったりの洗剤です。
適している掃除場所
- 食卓・・・食品カス、食べこぼし
- 食器・・・油汚れ、食品汚れ、食べ残し汚れ
- 調理家電・・・埃、油汚れ、手あか
- 家具・・・手あか
- 床、壁・・・埃、食べこぼし、皮脂汚れ、手あか、くすみ
- 扉・ドアノブ・窓ガラス・・・埃、手あか
アルカリ性洗剤
酸性の汚れ:油汚れ手あか汚れにぴったり
アルカリ性洗剤とは、pH値が8以上のアルカリ性の性質を持つ洗剤のことです。
pHが8~11のものだと「弱アルカリ性」、11より大きいものは「強アルカリ性」と区別され、数字が大きくなればなるほど性質が強まり、効き目も強くなります。
アルカリ性洗剤は油汚れや手あかなど、酸性の汚れに有効です。キッチンのギトギト油汚れには、スプレータイプのアルカリ性洗剤がおすすめです。また、手あかや食べこぼしの汚れには、弱アルカリ性の住居用洗剤を使いましょう。ナチュラル洗剤なら、セスキ炭酸ソーダ水がアルカリ性の液性を持ちます。
適している掃除場所
- キッチン・・・換気扇やコンロ・グリル・壁の油汚れ、コンロやグリルの焦げ、シンクや排水口のぬめり、生ごみの臭い
- リビング・・・手あか・タバコのヤニ
- お風呂・・・ぬめり、皮脂汚れ、湯あか
- 洗濯・・・血液などのたんぱく汚れ、洗濯槽のカビ
ご注意:
・ゴム手袋を付けましょう
アルカリ性洗剤は油分を落とすことが得意ですが、肌の油分を過剰に落としてしまい肌荒れの原因になります。
特にpHが高いほど洗浄力が増すため、より肌荒れしてしまう可能性が高まります。
アルカリ性洗剤を使うときはゴム手袋をつけましょう!
・目に入った時は目をこすらず、すぐに流水で洗い流すようにしましょう
・使えない製品
・アルミ製品(中性洗剤がおすすめ)
・木製品
・やわらかいもの
特にアルミニウムの製品にアルカリ性洗剤を使うと化学反応がおき、アルミニウムを腐食させてしまいます。
いかがでしたでしょうか。
毎日のお掃除から年末の大掃除まで、ぜひ参考にしてみてください。用途に合った洗剤を選ぶことが大切ですね!
年末の大掃除に向けての道具はお揃いですか?
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ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。
お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。