湿度70%以上、温度25度前後になる梅雨の気候は、カビや害虫などの雑菌が大好きな環境です。

梅雨を迎えるにあたって、必要な対策をとっておきましょう。

湿度が高いと発生するカビや害虫について知って、対策したいですね。

カビ

湿度も温度も高い梅雨の時期はカビが生えやすい環境です。

カビの胞子は、体の中にいつの間にかするりと入り込んで、健康に悪影響を起こします。

梅雨の時期は、水分量が多く、空気中の水分が飽和状態になるため、気温が高いのに結露をします。

窓際の結露はカーテンのカビの原因になり、押入れの結露は壁や布団の原因になります。

浴室、窓ガラス、エアコン、布団などの温度と湿気が原因でカビが発生するほか、台所やカーペットなどの食べかすや水垢が原因でカビが発生する事もあります。

除湿機を活用して、除湿をしっかりすることが効果的です。

また、就寝時に使用しているマットレスは湿気を逃す機能があるものを選ぶことがおすすめです。

天日干しや、布団乾燥機を利用して定期的にカビ対策をしましょう。

ダニ

湿気が高くなると同時にダニが増殖します。

食品や畳など広範囲で発生する「コナダニ」、コナダニやヒョウヒダニなどのダニを捕食する「ツメダニ」は高温多湿を好みます。ツメダニは人を刺し、体液を吸うため皮膚が赤くなります。

「ヒョウダニ」は毛足の長い絨毯、ソファ、枕などに発生します。人のフケやアカを食べて増殖します。

そのほか、「イエダニ」も人を刺して体液を吸います。

いずれのダニも湿気が高くなると増殖する傾向があります。

ダニ対策には、換気とこまめな掃除が効果的です。

窓を開ける、換気扇をつける、扇風機をつける、エアコンの除湿機能をつける、洗濯機を使用していない時はフタをあけるなど定期的な換気することが大切です。

また、掃除機をこまめにかけて雑巾掛けする、エアコンのフィルターを掃除するなどホコリをためず清潔に保つ事もダニ対策に効果的です。

ヤスデ、ムカデ

一戸建てはヤスデやムカデに注意です。

雨の後など、湿気の多い時期は、屋内に侵入する被害が多く、注意が必要です。

家の開口部近くに落葉や廃材に集まるため、そのままにしておかないようにしましょう。

集合住宅は気密性の高さにより湿度が高いため、ダニ、チャタテムシの発生が増えます。

ダニは前述したとおり、チャタテムシはカビを食べる害虫で、うどんや小麦粉などに発生します。

コバエ

「ショウジョウバエ」「ノミバエ」は生ゴミを好むので、湿度と温度が高く、物が腐りやすいところで活動が活発になります。「キノコバエ」は観葉植物の腐葉土から発生しますが、湿度が高い状態を好みます。

「チョウバエ」はお風呂や台所の排水まわり、下水道のヘドロから発生します。

コバエ対策には、生ゴミをこまめに捨てる、排水溝を綺麗に保つ、などが大切です。

梅雨に向けての備え

①通気をよくする

窓を開ける、換気扇をつける、扇風機をつける、エアコンの除湿機能をつける、使用していない洗濯機のフタをあけるなど、湿気を室内にため込まないことが大切です。

   

②清潔に保つ

食べこぼし、ホコリなどはダニの栄養分になるのでこまめに掃除機をかけて雑巾掛けをしましょう。

また、生ゴミの処理に気を付ける、排水まわりをこまめに掃除することはコバエの発生を防ぎます。

   

③屋外も掃除する。

ヤスデやムカデが集まってこないよう、落葉や廃材などがある場合はそのままにしておかないようにしましょう。

コーヒーが梅雨対策に使える?!

湿気を吸いやすいコーヒーの性質を生かして、コーヒーかすを除湿剤として使う方法があります。

コーヒーかすは、除湿効果だけでなく、消臭効果もあります。

ざるにキッチンペーパーを敷いて、コーヒーかすを広げ天日干しし、さらさらの状態になるまでしっかり乾燥させます。

乾燥後は、コーヒーフィルターやお茶パックに詰めて口を閉じて使用します。

湿気を溜め込みやすい、下駄箱や押入れに入れておくと、除湿効果と消臭効果があるので梅雨時期の不快感を軽減してくれます。

また、コーヒーも食品で、化学物質を使用していないので、食器棚などの食品を扱うキッチン周りにも安心して使用できます。

梅雨になる前に、まずは家の中の掃除から始めてみませんか。

コーヒーかすは梅雨前にしっかり乾燥させて準備しておきたいですね。

しっかり対策をしてカビや害虫に悩まされず快適に過ごしたいですね。

ココネット編集部 ココちゃん

ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで、色々お話ができるように色々調べて物知り