ココネット株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河合 秀治、以下、ココネット)と、株式会社ROMS(本社:東京都品川区、代表取締役社長:前野 洋介、以下、ROMS)は、2021年9月に無人コンビニを活用したQuick Commerce(即配サービス)の実証実験を実施し、無人店舗と配達の協業による生産性の向上を実現しました。

□実験概要

 ROMSが吾妻橋で運営する無人コンビニ”MOPU”を自動化ダークストア(Nano-Fulfillment Center:ナノ・フルフィルメント・センター)として活用し、個人宅へ商品を配送するQuick-Commerce(即配サービス)を、一部の近隣住民を対象に実験提供しました。

 商品は注文を受けてから、2㎞圏内の個人宅へ60分以内に配送します。商品準備はMOPUにて自動で行い、準備された商品をココネットの”ハーティスト”(お届けスタッフ)が自転車や自動車を活用し、お届けします。

□実験の経緯

 新型コロナウイルスによる新しい生活様式に適応するために多くのリテール企業が宅配サービスを始めています。宅配サービスには商品準備・梱包・配送と多大な人手が必要であり、労働力が不足している日本では収益化が困難なサービスとなっています。

 ココネットとROMSは、ヒトとテクノロジーの協働による社会課題解決を共通理念とし、今回の無人コンビニ”MOPU”と”ハーティスト”の協働を実現しました。この取組みにより、近年欧米を中心として急拡大している自動化ダークストアとQuick-Commerceの実証を行い、企業にとっても消費者にとっても価値の高い、新たな即配サービスの創出を目指します。

 今回の実験では小規模店舗からの即配を実施していますが、大型店舗からの配送や、定期便のネットスーパービジネスへの展開も予定しています。

□実験の結果

 1日当たりの注文は平均30件、最大41件の注文をいただきました。また参加いただいたモニターユーザーからは「少量で注文できる」「商品が届くまでの時間が短い」といった、即時配送サービスならではの利便性の高さを評価いただいています。

 また今回の実験では、最大で約1時間で30件超の注文に対するピッキング・配送を実現しました。注文を受けてすぐにMOPUでピッキングを行い、同時にハーティストへ注文者の情報を連携・配送開始。ココネットの軽自動車・自転車配送を組み合わせることで、生産性が最大化しました。今後も生産性を最大化させるサービス設計を行っていきます。

□メディア掲載

 2022年1月28日Diamond Chain Storeに取り上げられました。

『注文から10~60分での即時配送を実験 約1時間で30件超をこなすROMSとココネットのテクノロジーとは』

□各社概要

■ココネット株式会社

社会課題である買い物弱者解消のため、スーパーなど小売店から食料品・日用品の買い物お届けサービスを全国に事業展開しています。その他、貧困家庭に食をお届けする「こども宅食」など、物流の力で社会課題解決に繋がる活動を展開しています。

■株式会社ROMS(ROMS, Inc.)

「RetailをDigitalとAutomationで変革し次のCXを創造する」をミッションとし、自動化とロボティクスをコア技術に、リテール業界に対して新たな顧客体験を創造するソリューションを提供
所在地: 東京都品川区広町一丁目5番28号
代表者: 前野 洋介
事業内容:・小売店舗・物流施設の企画・開発・販売
・ロボティクス・自動化関連ソリューションの企画・開発・販売
・アプリ・コマースプラットフォームの企画・開発・販売
・上記に関連するコンサルティング業務
設立: 2019年6月3日
従業員数: 17名(2022年1月現在)
ホームページ:https://roms.inc/

□本件に関するお問い合わせ先


ココネット株式会社 経営企画室:萩原哲也
E-mail:info@coconet.co.jp

株式会社ROMS 社長室:脇春菜
E-mail:info@roms.inc