2021年 熱中症を知ろう
各地で梅雨も明け猛暑が続いています。皆さん、体調を崩していませんか?
特に現在はコロナウイルス感染拡大防止のためマスクの着用や外出自粛により熱中症になるリスクが高まります。
熱中症の特徴を知り、予防していきましょう。
熱中症とは
高温多湿な環境にいることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態になり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることで起こる、めまいや頭痛、けいれん、意識障害などの症状の総称です。
通常は、発汗によって汗の蒸発や皮膚に血液を集めることで起こる皮膚温上昇による外気への熱伝導により、体温は低下します。しかし、体のバランスが破綻すると体に熱がたまり体温が上昇し熱中症となります。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、症状によっては命に関わる場合もあります。
高齢者や子どもは特に注意が必要
消防庁ホームページ「令和3年6月の熱中症による救急搬送状況」のデータによると、令和3年6月の全国における熱中症による救急搬送人員は 4,945 人でした。その中の2,798 人(56.6%)は高齢者(満65歳以上)です。
高齢の方は暑さに気づきにくく、汗をかく機能も衰えてきます。また、あまりトイレに行きたくないからという理由で水分補給を控えてしまう方も多いです。
そして、子どもは体温調節機能が未発達です。大人に比べて身長が低いため、屋外では地面からの照り返しの影響を強く受けます。これは車いすの方も同様です。
また、自分で体調の変化を伝えられないことが多く、遊びに夢中になって体の変化が起きても自分で気づいていないことがあります。外出時は帽子を着用し、こまめに声掛けや水分補給を促し、子どもの変化に気づけるようにしましょう。
日常生活での予防ポイント
・こまめな水分補給
・暑さを避ける行動
・涼しい服装、日傘や帽子を着用する
・3食きちんとバランスの取れた食事をとる
・クーラーや扇風機を上手に活用する
・充分な睡眠を取る
・部屋の温度湿度を計る
・暑さに備えた体づくり
・高齢者や子どもへの声掛け
現在、コロナウイルス感染症対策のためにマスクの着用されていると思います。顔の半分がマスクで覆われ、顔では発汗が出来ず、湿度が保たれ喉の渇きを感じにくくなります。喉が渇いたと感じてから水分補給・・・では遅いかもしれません。喉が渇いたと感じる前に、こまめな水分補給が大切です。時間を決めたり、何か行動が終わるごとだったり…自分の中でルールを決めて計画的に水分補給するようにしましょう。
また、屋外で2m以上の十分な距離を保てる場合はマスクを外すこと、マスクをしているときに激しい運動は避けましょう。
コロナウイルス感染症によってマスク着用や外出自粛のため、様々な制限がある中ではありますが、熱中症の特徴を知り、身を守って楽しい夏を過ごしましょう。
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで、色々お話ができるように色々調べて物知り