3月の伝統的な行事といえば、ひな祭りですね。今年2022年のひな祭りは3月3日木曜日です。

ひな祭りは女の子のすこやかな成長と健康を願う、3月3日の「桃の節句」の行事です。

女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをしましょう♪

⇩ひな祭りの由来はこちらの投稿をご覧ください

ひな祭りの日は皆さんはどのようにお過ごしされますか?

ひな人形を飾ったり、ひな祭りにちなんだ食事をしたりと色々な楽しみ方がありますね。

ひな祭りの食べ物といえば何を思い浮かべますか?

今回はひな祭りの食べ物とその由来をご紹介します🎎

①ちらし寿司

ひな祭りといえば「ちらし寿司」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。ひな祭り以外にもお祝い日の料理として、よく食べられていますね。

実はちらし寿司を食べるのは、特に明確な由来はないと言われています。

しかし、縁起の良い具材がお祝いの席にふさわしいこと、さらには色彩豊かで食卓が華やかになることなどからひな祭りメニューの定番となっています。「寿司」には字のごとく、「寿(ことぶき)」を「司(つかさど)る」ということで、”お祝いの席で食べる縁起のいいもの”という意味もあります。

具材の意味

えび

背中が丸まった形から、腰が曲がるまで長生きしますように

れんこん

穴が開いていることから、将来の見通しがきくように

健康でまめに働けて仕事がうまくいくように

タケノコ

すくすく育つように

②手まり寿司

ちらし寿司だけでなく、一口サイズの手まりのような丸い形をしたお寿司、「手まり寿司」も人気ですね。

ちらし寿司のように具材が華やかで食べやすく、コロンとした形がとても可愛いですよね。

ラップを使って好きな具材と酢飯でアレンジ自在で簡単にお子さんと一緒に作ることができるのも良いですよね。

⇩ココネットのInstagramの手まり寿司の投稿はこちら🎎ぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/p/CLqN3Y2DsfJ/?utm_source=ig_web_copy_link

③はまぐりのお吸い物

昔から二枚貝は「お姫様」を意味していました。中でも「はまぐり」は、もともと対になっている貝とはぴったり合いますが、別々の貝を2枚あわせても合わず、すき間ができてしまいます。平安時代には「貝合わせ」遊びにも用いられたほどです。

このことから、生涯一人の人と添い遂げるようにという願いが込められ、仲の良い夫婦の象徴とされてきました。

椀に盛りつけるときには、開いた貝殻の両方に貝の身をのせます。1つの貝に2つ分の身がのることになり、将来の幸せを祈っていただきましょうという意味あいがあります。

はまぐりには「マグネシウム」「鉄」「亜鉛」などの普段不足しがちなミネラルや、貧血に有効な「ビタミンB12」疲労回復に効果のある「タウリン」などの栄養も豊富です。

④白酒

「うれしいひなまつり」の歌にある、”すこし白酒(しろざけ) めされたか~♪あかいお顔の 右大臣~♪”の白酒ですね。

昔からひな祭りには白酒が欠かせないものでしたが、もともとは桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花びらを酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」を飲む風習がありました。その後、江戸中期になってから、白酒が好まれるようになったそうです。

白酒は、酒や焼酎などに蒸したもち米や米麹を入れ、約1ヶ月熟成させたものを軽くすりつぶして造ったお酒です。

色味や質感の似ている「甘酒」は、ご飯やおかゆに米麹を混ぜて保温し、米のデンプンを糖化させたものです。米麹から造る甘酒には、アルコールがほとんど含まれていません。

桃花酒や白酒はお酒ですので、子どもさんにはノンアルコールの甘酒が良いですね!

⑤ひし餅

古く中国では3月の最初の巳の日厄払いをする風習がありました。この日は「上巳節(じょうしせつ)」と呼ばれ、春の七草のひとつである「母子草(ははこぐさ)」または「御形(ごぎょう)」と呼ばれるものを使った餅を食べていたと言われています。

「母と子が健やか過ごせるように」との願いが込められたものとされ、この餅を食べる風習が中国から日本に伝わり、母子草ではなくヨモギを使ったお餅が食べられるようになりました。このお餅がひし餅であると言われています。

色の意味

桃色(赤):魔除け、桃の花
白:清浄、雪
緑:健康、新緑

色の順番にも意味があり、下から「緑・白・桃色」→雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている

「白・緑・桃色」 雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている

という、春が訪れた様子を表したものと言われています。

形の意味

ひし餅の形のモチーフはヒシの実であるとされているようです。

繁殖力の強いヒシの実を模した形にすることで、「子孫繁栄」や「長寿」の願いを込めていました。ヒシの実はとがっているため、節分のヒイラギと同じように「魔除け」の意味もあると言われています。

また、心臓を表したものという説もあり、「健康」や「長寿」を願ってひし形にされたという説もあるそうです。

ヒシの実

いかがでしたでしょうか?ひな祭りの食べ物には色んな意味や願いが込められているんですね。

意味を知ることで、よりひな祭りを楽しめるのではないでしょうか☺

ひな祭りの食べ物といえばもう一つありますよね!次回は「ひなあられ」についてご紹介します♪

ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。