親子で楽しく手を洗おう!
新型コロナウイルス感染症が流行りだして3年目に入ってしまいました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの期間が明けた今でもコロナ感染症は増え続けています。
4月になり、入学、進級、新しい環境へ変わったお子さんも多いと思います。周りの子どもさんとの接触も増えてきますね。新型コロナウイルスだけでなく、他のウイルスや菌を予防するための手洗い👐しっかりできていますか?
改めて子どもさんの手洗いについて確認してみましょう!
ウイルスの感染経路
①飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。飛沫は最大2メートル程度飛びます。
インフルエンザ、風しん、百日咳、流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)などがあります。
なお、飛沫感染するものは、接触感染も起こりえます。
②空気感染
飛沫感染とよく似た感染経路に「空気感染」があります。飛沫が空気中を飛んでいるうちに、飛沫に含まれている水分が蒸発して、飛沫核という微粒子となります。飛沫核は極めて小さく軽いため、長時間空気中を漂うことができるので、飛沫核に病原体が含まれていると感染性を保ったまま空気の流れによって拡散し、広範囲で感染をします。
麻疹、水痘(みずぼうそう)、結核などがあります。
③接触感染
感染者である人に直接触れて(握手、だっこ、キス等)感染するものと、汚染されたものを介して感染するものがあります。感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物(ドアノブ、手すり、遊具等)に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
なお、ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
結膜炎、 感染性胃腸炎、ヘルペスロ内炎、手足口病、プール熱(アデノウイルス)、帯状庖疹、とびひなどがあります。
④経口感染
食中毒と呼ばれるもので、病原体に汚染されたものを食べたり飲んだりした場合に感染することをいいます。
ノロウイルス、ロタウイルス、腸管出血性大腸菌(O157)、サルモネラ菌などがあります。
ウイルス感染対策の基本「手洗いの効果」
感染対策の中で手洗いは基本の対策方法ですね。
手洗いしていないときは約100万個のウイルスが手に付いています。手を流水で15秒洗うことで約1万個とウイルス量は大幅に減少するといわれています。また、ハンドソープで10秒もみ洗い後、水で15秒すすぎを2回繰り返すことでウイルスは約数個(残存率0.0001%)になります。
洗った手を拭き取るものは、ペーパータオルがおすすめです。タオルの場合は清潔なものを個人ごとに用意し、共有しないようにしましょう。
子どもが手洗いをしやすい環境を整えよう
・踏み台を置く
・ウォーターガイドを設置する
・蛇口やハンドソープボトルにキャラクターをつける
手を洗いを教える絵本を読む
子どもがばい菌をしっかり退治できるように、正しく手を洗えるように絵本で学びましょう。
手洗いが楽しいものだと思ってもらえるように、「じゃぶじゃぶ」「ぴかぴか」「ジャージャー」など声かけをしながら読んでみましょう。
親子で石鹸づくり
親子で手作り石鹸を作ってみましょう。
香りや色もアレンジできます。キャラクターのものを中に入れるのも良いですね。
子どもの興味が向きやすくなります♪
歌を歌いながら手を洗う
手洗いが一つの遊びとなるように歌を歌いながら洗ってみましょう。
「手洗い動画 子ども」「親子で手洗い」で検索すると歌を歌いながら楽しく手を洗える動画がいくつか出てきます。人気キャラクターの動画もあるようです。
ぜひチェックしてみてください。
子どもさん自身の健康はもちろんですが、周りのお友達の健康を守るためにも、しっかり正しく手を洗うことは大切ですね。子どもさんが無理なく楽しむ中で、手洗いの大切さが学べるようにしたいですね。
ちょっとした工夫をするだけで子どもさんに変化があると思います。積極的に手を洗うことができ、手洗いの習慣がつくようにサポートしていきましょう!
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。