今すぐできる節電方法
政府は電力の需給は今後も厳しい状況が続くとし、7年ぶりに全国規模の“節電要請”を出すことを決定しました。
期間は2022年7月1日~9月30日までの3か月間です。
電気代も値上がりし続けており、節電することで節約にもなりますね。
今回は、今すぐできる節電方法をご紹介します!
エアコン
エアコンを効率よく使うために
・帰宅してエアコンを点ける前に換気をして部屋の中の熱を逃がす
➡2か所の窓を開けて空気の通り道を作りましょう
・カーテンやブラインドで窓からの熱を遮る
➡家の中で最も熱の出入りが激しい場所は、窓なのだそうです。特に夏場は、およそ7割の熱が窓から入ってくるといわれています。
・室外機に日除けをし、周りに物を置かないようにする
➡冷房を使用しているときは、室外機の周りの空気の温度が低いほど効率が良くなります。空気の流れを妨げないように室外機から離れた場所に日除けパネルなどで日陰を作ると効果的です。
また、室外機の周りに物を置くと空気が流れにくくなります。室外機から出された熱風を再び吸い込んでしまい冷房効率が下がってしまうため、室外機の周りにスペースを空けて風通しを良くしましょう。
・フィルターの掃除をこまめにする(二週間に一度)
➡エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込み、冷たい空気にして吐き出すことで部屋を涼しくしています。フィルターが目詰まりしていると、部屋を冷やすのに多くの電気が必要になります。
運転中は
・風量は「弱」ではなく「自動」に
➡「自動」運転よりも「弱」のほうが省エネになると思われがちですが、設定温度になるまで時間がかかるため、消費電力が上がってしまいます。
・風向きは「上向き」や「平行」に
➡冷たい空気は自然と下に流れるため、温度ムラを抑えることができます。
部屋の中に上が熱くて下が冷たい温度ムラができていると、エアコンが「設定温度になっていない」と認識をして必要以上に部屋を冷やし、余分な電気を使うことがあります。
・温度を下げる前に「風量」を上げてみる
➡体感温度が下がり、同じ温度でも涼しく感じます。温度を下げるよりは風量を上げた方が電力の消費が抑えられます。扇風機を使用することで同じ効果が期待できます。
・サーキュレーターを使って空気を循環させる
➡エアコンから来る風を背にして、風を送る方向にサーキュレーターを向けると、冷たい風をさらに遠くに送ることができます。
・こまめに消すより点けっぱなしにする
➡短時間の外出の場合は点けたままの方が良いです。設定温度まで冷やした後、その設定温度を維持しているときは、部屋を冷やす時と比べると少ない電力しか使いません。こまめにエアコンを点けたり消したりすると、急に部屋を冷やす運転が多くなるので、その分多くの電力を使う場合があります。
冷蔵庫
設定の見直し
・温度設定をなるべく「強」から「中」へ
設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃):
年間で電気61.72kWhの省エネ・・・約1,670円の節約
➡冷蔵庫の温度設定を季節に合わせて変えることで電気代が節約できます。
・冷蔵庫が置いてある場所の見直し
上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合の比較:
年間で電気45.08kWhの省エネ・・・約1,220円の節約
➡冷蔵庫が壁や棚などにくっつきすぎていたり、冷蔵庫と壁や棚の隙間にものが置かれていたりしてスペースがない状態だと冷蔵庫の放熱がうまくできずに余計な電気代がかかってしまいます。冷蔵庫の適切な放熱スペースを確保してあげましょう。
冷蔵庫内の温度を上げないようにするために
・ドアを開ける時間を短くする
開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較:
年間で電気6.10kWhの省エネ・・・約160円の節約
・無駄な開閉をしないようにする
旧JIS開閉試験(※)の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較:
年間で電気10.40kWhの省エネ・・・約280円の節約
旧JIS開閉試験:冷蔵庫は12分ごとに25回、冷凍庫は40分ごとに8回で、開放時間はいずれも10秒
・温かいものは冷ましてから入れる
➡冷気が外へ逃げてしまったり庫内が温まったりして、再度庫内を冷やすために電気代が多くかかってしまいます。
・冷蔵庫に物を詰め込み過ぎない
詰め込んでいる場合と半分に減らした場合を比較:
年間で電気43.84kWhの省エネ・・・約1,180円の節約
➡冷蔵庫に食品を詰め込みすぎてしまうと、庫内の冷気の循環が悪くなってしまい、余計に電気代がかかってしまいます。また、冷蔵庫の中の見通しが悪くなるため、欲しいものを探すのに時間がかかることで開閉時間が長くなり、その分電気代がかかってしまうことがあります。
※冷凍庫に関しては、中の食材自体が凍って冷気を発してくれるので、詰めた方が効率が良くなります。
(青枠の比較結果について)出典:資源エネルギー庁ウェブサイト
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html
炊飯器
・保温は短時間にする
➡保温時間が長くなると電力の消費量が増え味も悪くなってしまいます。食べる時間にあわせて炊き上がるようにタイマー予約を上手く使用しましょう。
保温機能を10時間以上使い続ければ、ほぼ炊飯1回分以上の電気代がかかることになるそうです。保温を1時間以上する場合は電子レンジで温めた直した方が節電になります。
・まとめ炊きをする
➡まとめて炊き、ラップなどで小分けにして冷凍保存しておきましょう。炊飯回数や保温時間を減らすことができます。冷凍するときは、アツアツの早い状態のうちにラップで包むことが炊き立てのおいしさを保つポイントです!
・「早炊き」を使わない
➡早炊きだからといって、必ずしも省エネになるとは限りません。早炊きは水を急速に沸騰させ、一気に炊き上げるため短時間で高温にする必要があり、消費電力が通常に比べて大きくなります。最新の炊飯器には「エコ炊飯」などの便利な機能がたくさんありますので、こちらを使用してみましょう!
その他
電球をLEDに取り換えましょう
白熱電球とLEDの寿命差は40倍!蛍光灯と比べてみても4~6倍程度の差があります。
明るさの調整をしましょう
照明器具、テレビの画面
使用していないときは主電源を切る、またはプラグを抜きましょう
テレビ、パソコン、プリンター、温水洗浄便座など
最新の機種に買い替えを検討しましょう
古い家電製品は効率が悪くなって電気代がかかりやすくなっていることがあります。
最新のものは省エネ技術の進歩により省エネ性能が高くなっています。電化製品を最新型のものと買い換えることで節電に繋がります。
【買い替えの目安】
エアコン 7~10年
冷蔵庫 8~10年
テレビ 6~7年
洗濯機 7~8年
掃除機 7~8年
電子レンジ 9~10年
いかがでしたでしょうか。買い替えは今すぐとはいかないかもしれませんが、その他のものは今すぐ実行できるものが多いですね。
現在では在宅ワークをする方も多く、その分電気代が高くなったという方もいらっしゃるかと思います。
夏の暑い日ですと、室内でも熱中症の危険があるためエアコンは欠かせないものですね。無理のない範囲での節電を行い、これらを日常の習慣にしていくことが大切ですね!
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。