だんだんと涼しくなり、日が落ちる時間も早くなってきましたね。

令和4年9月21日(水)から30日(金)までの10日間は秋の全国交通安全運動です。

また、9月30日(金)は交通事故死ゼロを目指す日です。

暗くなると歩行者の発見も遅くなります。今回は夜間運転の気を付けるポイントをご紹介します。

この秋の全国交通安全運動をきっかけにして安全運転について考えてみましょう。

秋の全国交通安全運動

目的

広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに,国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としています。

期間
  • 運動期間:令和4年9月21日(水)から30日(金)までの10日間
  • 交通事故死ゼロを目指す日:令和4年9月30日(金)
運動重点

全国重点

(1) 子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保

(2) 夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶

(3) 自転車の交通ルール遵守の徹底

薄暮時間帯・夜間における交通死亡事故の現状

警視庁の平成29年~令和3年のデータ分析によると
    ・ 日没時刻と重なる時間帯である17時台から19時台に最も多く発生
    ・ 薄暮時間帯における死亡事故は10月から12月にかけて最も多く発生
    ・ 薄暮時間帯や夜間については、自動車と歩行者が衝突する事故が最も多く半数を占めている

夜間走行の危険と運転ポイント

夜間は速度を出しやすい

常に速度をチェックする

夜間は周囲が暗くて見えにくいため、速度を実際よりも遅く感じやすくなります。また疲労等の影響で注意力が低下している状態では、速度感が鈍くなり速度超過しやすくなります。

夜間だと交通量も減り、自然と飛ばしてしまいがちになってしましますね。意識的にスピードを抑えるようにしましょう。

その際には、走行速度を感覚に頼るのではなく、スピードメーターでしっかりチェックするようにしましょう。

歩行者の発見が遅れやすい

ハイビームとロービームを使い分ける

夜間、街灯が少ない暗い道などを走行する時は、前照灯を上向き(ハイビーム)にすることで歩行者などを遠くから発見することができ、早めに事故回避することが可能となります。

ただし、ハイビームは他の車や歩行者が眩しく感じやすく迷惑に感じてしまうおそれがありますので、対向車と行き違うときや、他の車の直後を通行しているときは、前照灯を減光するかロービームに切り替えましょう。

交通量の多い市街地の道路などを通行するときもロービームに切り替えましょう。

すれ違い用前照灯(ロービーム)

夜間にその前方40mの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有するものであること

走行用前照灯(ハイビーム)

夜間にその前方100mの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有するものであること

このようにハイビームに切り替えただけで見え方が変わりますね。

夜間、走行用前照灯(ハイビーム)で走行した場合には、すれ違い用前照灯(ロービーム)の場合よりも2倍以上遠くから歩行者を早期に発見することが可能となるそうです。ハイビームを活用していきましょう!

出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/highbeam.html)

対向車のヘッドライトによるグレア現象

グレア現象(蒸発現象)とは『対向車と自分の車のヘッドライトが重なり合うことでお互いの光が反射し合い、間にいる歩行者などが見えなくなってしまう現象』を指します。あたかも蒸発したかのように歩行者などの姿が突然見えなくなるので「蒸発現象」とも呼ばれています。

グレア現象では歩行者や自転車のほか、センターライン・停止線・横断歩道などの道路標示や、障害物なども見えにくくなる場合があるので、十分に注意しましょう。

グレア現象は人間の目の機能によって起こる現象ため、根本的な防止策はありません。そのため予防策が大切です。

十分な車間距離をとっておく

夜間は前方の車の状況がつかみづらく、前方車の急ブレーキにすぐに反応できない可能性もあります。前方車が急ブレーキをかけても対応できるよう、車間距離は日中以上に十分に確保するように心がけましょう。

また、歩行者はライトで照らされているのでドライバーからは見えていると思われがちです。右左折時は無理をせず、歩行者や自転車、対向車などをやり過ごしてから曲がるようにすると良いです。

歩行者や自転車に乗る方は、反射材やなるべく明るい色の服装を着用しましょう!

いかがでしたでしょうか。

夜間の運転は日中より視野が狭まってしまうので、いつも以上にスピードを落とし車間距離を保つようにしましょう。また、疲れているときは運転を控えることも必要ですね。

ワイパーの状態や動作の確認、視界をクリアに保つために洗車も定期的に行うことも大切ですね!

過去には交通安全クイズを投稿しています。ぜひ挑戦してみてください!全問正解できるかな?

ココちゃん

ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。

お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。