【2022年】秋の火災予防運動
朝晩は寒くなり冬の訪れを感じますね。冬や春は乾燥しやすく、火事が起きやすくなります。
11月9日(水)から11月15日(火)までの一週間、秋の火災予防運動を実施されますのでご紹介します。
秋の火災予防運動
目的
この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるにあたって、防火防災意識や防災行動力を高めていただくことにより、火災の発生を防ぎ、万が一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的として行います。
期間
- 令和4年 11 月9日(水)~ 11 月 15 日(火)までの7日間
住宅防火 いのちを守る 10のポイント
4つの習慣
1.寝たばこは絶対にしない、させない。
2.ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
3.こんろを使うときは火のそばを離れない。
4.コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
6つの対策
1.火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
2.火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10 年を目安に交換する。
3.火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
4.火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
5.お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
6.防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
冬に火事が多い理由
秋から冬にかけては空気が乾燥し、火災が発生しやすい気象条件となるためです。
また、暖房器具等の火気を使う機会が増加することにより、勘違いやスイッチの切り忘れなどによる器具の不適当な使用方法が、火災につながることもあります。
火災の状況
消防庁のデータ(令和2年1月~12月)によると、総出火件数は、34,691 件でした。
これは、おおよそ 1 日あたり 95 件、15 分ごとに 1 件の火災が発生したことになります。
出火の原因は・・・
第1位「たばこ」
3,104 件(8.9%)
第2位「たき火」
2,824 件(8.1%)
第3位「こんろ」
2,792 件(8.0%)
続いて「放火」2,497 件(7.2%)、「火入れ」1,684 件(4.9%)の順となっています。
出典:消防庁ホームページ(https://www.fdma.go.jp/pressrelease/statistics/)
家庭でできる火災対策
寝たばこは絶対にしない
上記でご説明したように、住宅火災の出火原因で最も多いのは「たばこ」です。
寝たばこによる火災や、たばこの火種が落ちたことに気付かず就寝してしまうことなどによる火災が多く発生しています。
・布団やベッドの上での寝たばこは絶対にせず、決まった場所で喫煙しましょう
・吸殻は水で完全に消してから捨てましょう
・灰皿に吸殻を溜めないようにしましょう
・飲酒してからの喫煙 、 うたた寝に注意しましょう
風が強い日にたき火はしない
・風の強い日は避けましょう
・燃えやすい物の近くでたき火をしないようにしましょう
・水を入れたバケツや消火器などの消火用具を用意してからはじめましょう
・たき火が終わったら残り火がないように完全に火が消えたことを確認しましょう
コンロから目を離さない
ついつい他のことに気を取られて目を離してしまいそうになりますが、コンロから目を離さないようにしましょう。
・火がついている物から離れるときは必ず消す習慣をつけましょう
・コンロのまわりに燃えやすい物は置かないようにしましょう
・冬は厚着をしがちになります。着衣への着火にも十分注意をしましょう
・元栓を閉めること、チャイルドロックを掛けておくことも大切です
放火されない環境作り
・古紙や段ボールなどの可燃物は屋外に放置せず、ゴミは必ず収集日の朝に出しましょう
・物置や倉庫には侵入されないように、カギをかけましょう
・暗がりは人目がつかないため、照明を点灯するなどして家の周りを明るくしましょう
・人感センサーライト、防犯カメラ、炎センサーなど放火防止に有効な機器を設置しましょう
・車やバイクのカバーは防炎製品を選びましょう
その他の気を付けること
・電気機器の配線を整理し、コンセント周りにホコリを溜めないように定期的に掃除をしましょう
・ストーブなどの暖房機器は燃えやすいものの近くに置かないようにしましょう
・火がついても燃え広がりにくい防炎品(カーテンやカーペット、寝具、エプロンなど)を活用しましょう
・火災報知器や消火器を設置、点検をするようにしましょう
いかがでしたでしょうか。これからの季節は特に注意しなければいけませんね。
この秋の火災予防運動の期間をきっかけに、火災予防についての意識を高めて、予防行動を習慣として身に付けていきたいですね!
ココネット編集部 ココちゃん
ココネットでハーティストとして働く女の子。
お客様とお話しするのが大好きで
色々お話ができるように色々調べて物知り。